発達障害なオタクのアレコレ

発達障害(ASD/ADHD)のオタクの人がなんか同じ悩み持ってる人の何かになれば良いなとかいうふんわりとした動機でやってるブログです。タイトルは仮。

鱈とレバーと剥がれた鱗

どうも、オタクです。

 

就労移行支援センターの通所もだいぶ慣れてきて…と言っても緊張や不安、動悸はいつも通りそこそこの強度で常にある感じですけれども。まあ平静を装いつつ通ってます。

2月入ってすぐくらいにセンターでの会話で販売員時代の話をしたら講師の方から「イケメン店員じゃないですか!」とか言われたので未だに調子乗ってます。ええ、チョロいオタクです。

 

 

そんな感じで日々を何とか過ごしている感じなのですけど、以前から見かけた、そして今もちょいちょい目にする「発達障害とわかって気が楽になった、自分を許せるようになった」という話があまり自分に当てはまらないことと、知人Mさんと話してて「ンなるほどッ!たしかに!」と思った事をつらつらと書いてみようかなあと。

 

 

 

 

まずは発達障害とわかってもそんなに気が楽にならなかった話、検査を受けることを決めた経緯の影響が多いのかなあ?と思ってます。

長くなってしまいますが、ご容赦をw

 

自分に発達障害の診断が出たのは2016年12月に現在の医院にかかり、とある検査を受けたのち2017年の8月のことになります。ちなみに2007〜2012年の頭くらいまでは、睡眠障害、不安障害(だと思ってるけど、正式に病名を出されてたわけじゃない)で現在とは別の心療内科に通ってました。

 

それまでは忘れ物やケアレスミスが多くて悩んでる時にたまたまネットで目にした「ADHD」という病気?なんじゃないか…と妙に不安になったり、少し時間が経てば落ち着いてケロッと忘れて元気になったりを繰り返してました。たしかこれが2012〜2014年くらいの頃のこと。

その後はまあ、色々あって2015年から勤めてた物流系の会社で働く中で「自分が見えてないだけで周りの人にもこういう事は普通にあるんだな。問題は自分で勝手に不安を大きくする気質の方か…。オタクはすぐ異常自慢する…。」みたいに思うようになりました。抜けてるところあるから、人よりはそそっかしいかな?とは思ってましたがw

とは言ってもやはりケアレスミスが続くと不安になったりしたので、その事を周囲に漏らしたりはしていましたw

 

そんな感じで浮き沈みしながら働きつつ、自分の想定より1年半ほど早い2016年の11月に入籍することが決まり、新生活に向けた諸々の準備やトラブル、会社の業績が悪化し異常にピリピリした雰囲気の疲れからか「このままじゃまずいな!」と思うほど体調を崩してしまいました。

 

そこで以前お世話になってた心療内科の先生の元へ行き、調子良くなるまで薬飲んで乗り切ろうと考え、早めに病院を予約。その診断の時にふと思いついて「そういえば定期通院辞めた後にADHDっていうものを知って、時々自分もそうなんじゃないかって思うんですが、ここって検査とかやってるんですか?心理テストみたいなのをやるって聞いたんですが。」と尋ねてみました。先生は「検査はしてないけど、治療に来てる人はいるよ。ただ、あなたを見てると他の患者さんとは様子が全然違うし発達障害というより不安を大きく感じてしまうことが問題なんじゃないかな。」という旨の事をおっしゃってました。

 

それで一度はずいぶんと気が楽になったのですが、今まで何度か気になってしまってのは事実だし、新生活に向けて不安要素を変に残すのも嫌だし、そんなもんは白というお墨付きをもらって景気良く消してしまおう!と現在の医院で診察の予約をしました。

 

 

という時期にタイミング悪く僕が元妻にめっちゃ怒ってしまって、元妻の方から「もう離婚だ!」みたいな話をされたんです。いやほんと、今思えばなんであんなこと言っちゃったんだろって感じなんですけどね。余裕がなくなってしまってたのだろうな…。

 

そういう流れの中で元妻とその家族と話していて、俺の「元妻さんの感じてる『将来的に私が親族の遺伝で病気になるかもしれないし、子供にも遺伝してしまうかもしれない』って不安は誰にだって起こり得ることだし、俺も発達障害かもって不安になったり、子供もそうなっちゃうんじゃないかって思った事はあるよ」という発言が「発達障害を隠して結婚した」ということになってしまったようでした。

 

「まあ検査受けて白って出りゃ話も聞いてくれるやろ。」と軽く考えていたり、検査結果が出た直後も医者からは「ADDの傾向はあるけど、強いて言うならグレーゾーンかもしれない。」と言われていたので呑気にしてたのですが、その後も自分の発言が意図とは全く違う受け取られ方になってしまうことが続いて、もはや修復不能な溝となり2017年3月末に早々に離婚することになりましたw

 

その後もしばらく医院へ通い問診を受けていたのですが、6月ごろに「もしかするとこれは(発達障害の)診断を出した方がいいかもなあ…」と先生に言われました。

先生が言うには「検査結果だけ見れば、あなたくらいの状態の人はその辺にゴロゴロいる。それどころかあなたよりひどい人の方が多いでしょう。そういう状況の人で本人が特別困っていないのに私の方から『あなたは障害者です』と決めつけるわけにはいかない。ただ、あなたが社会生活において困難を抱えてると感じるのであれば、病院としては診断も出すし障害者支援という形で暮らしを支えられる制度の紹介も含めてお手伝いします。一度良く考えてみてもらえませんか。」とのことでした。

 

その後、障害手帳を取得するメリットデメリットや一般枠で働く事と障害者枠で働くことの違い、障害年金のことなどなど…自分で調べられるものは調べてみたり、家族や友人に相談したりしました。

そして、2017年の8月に診断を出してもらう運びとなりました。

 

…という経緯がありましてw

 

特に、障害があるのを隠して結婚したと言われていたことに対して「何言ってんだこいつら」と思ってたのですが、結果的に相手の言ってたことに近い状況だったり、30年近くも健常者と思い込んで生きてたんだなーという気持ちがいまだに拭えなかったりで、ネットで見かけるような「自分の悩んでいたことが努力不足なんかじゃないとわかって楽になった!」って、ならないんすよね…。

知人Mさんからも「診断出てからの方が悩んでるやつを見てると、『気になるならまずは診察を!』みたいな啓蒙漫画に賛同できねえんだよな」と言われてしまった事もありました…w

 

初めてADHDという言葉を知った2012年ごろ〜2015年に物流会社に入るまでの間に、もう少し詳しく調べて検査を受けていたら、20代半ばから障害者枠で働く事を目指して活動できたり、ああいう状態で結婚したりする事もなかったのかもなーっと、タラレバな事を考えたりしてしまいます。多方面に迷惑かけたしね。

あの時に戻りたい〜〜って事は考えたことがなかったタイプの人間だったのですが、発達障害のことに関してはこんな思考になりがちなので、むしろ診断出る前より陰鬱になってる気がしますw

 

 

リアルでもネットでも発達障害の事はペラペラしゃべってるし、「障害への理解度の高さや受け入れ方がすごい」とか言われたりもするんですが、腹の中ではそんなに受け入れきれてない部分が大きく、相変わらず歪んでるけど俺らしいと言えば俺らしいかwとか感じたりもしますけどね。

 

 

さて、次は知人のMさんから言われて気付かされた話。

冒頭にも書いたように今は就労支援センターに通ってるんですね。それに関して「利用料かかるの?」と聞かれたので「素直に計算すると20万ちょっとかかるけど自己負担は1万くらいで残りは市が負担してるよ」と答えたんです。

すると「なんかさ、そこまでして障害者働かせなきゃならんの?どこかに『障害者でも健常者のように働くことが美徳』みたいな考えがありそう。」と、言われたんですね。

これが妙に納得してしまって、「ワイの就活のために市が月々20万近く金払って、ワイが就職したら国は企業に補助金、ワイには年金出して…肝心のワイは健常者よりも生産性は低くて…アレ??」と思ったんすよ。

「その金、金額落としても良いから直でワイの手に来れば、ワイの面倒見る人のストレスは減るしワイはひっそりと生存できるしwin-winなのでは?」と。

 

 

ただ、本当にそうなった場合に線引きがめちゃくちゃ難しいんじゃねえかな〜と。ギリギリで働かなくて良い人になれなかった人たちは配慮等なしで働かなきゃならんことになっちゃいそうだし、発達障害者はほぼ間違いなく働く側になるだろう。そうなると結局はついて行けず心身壊して働かけない事態になってしまうのでは…などと考えてました。

 

 

以前にも、ホリエモンカップ的なあの人がMさんと似たような発言をして叩かれてしまってたらしいのですが、言い得て妙な意見だなーって思います。適材適所ということを言いたかったんじゃないかなと。

変な伝わり方をしてしまったのかもしれないけど、当事者である自分自身も含めて、本当はちゃんと考えなきゃいけない事柄なのではないかなあと思ってしまいます。

 

 

 

ふう。長文にお付き合いくださってありがとうございます。

ブログのコンセプトから若干離れてしまってるんじゃないかなあと、多少は悩みましたが、誰かの参考になればいいかと思います。

 

 

この記事書く前に呼符9枚でガチャ回したんですが、金還演出キャスター札からエレナママがすり抜けてきました。

刑部姫の時といい、後になってから「動画とってりゃよかったー!!!」と後悔してしまいますね。

 

 

では。